自動車
どうも~、りっきーです。
今回は、雑記ネタ・投資小話です。





車を手放す時は突然に

車を持っていた期間は実に23年ほどになりますが、マンション購入後4か月という早さで車を手放すことになりました。
※実際には2015年の話なので執筆時点で4年ほど前の出来事になります。

マンション購入時点で既に敷地内駐車場に空きがないことを承知の上、外部の駐車場で借りていました。

元々敷地内駐車場が全世帯の1割程度しかないのは致命的ではありましたが、駅近マンションで土地が狭い分致し方ないかなと諦めていました。しかも平置きで機械式駐車場ではないというのがむしろわたしは気に入ったのです。

機械式駐車場は土地の有効活用としては素晴らしいのですが、ネックはメンテナンス・交換費用です。

いずれエレベーターのように丸ごと設備交換が必要になる時が来るわけですが、その費用は数千万円単位にのぼるとも言われ、修繕積立金から賄うとはいえ、大きな負担になるからです。

逆に大規模マンションでは車離れによって空き駐車場の問題が浮上している話はよく聞きます。

居住者以外の近隣住民に貸す方法もあるのですが、事業とみなされるため法人税がかかる、居住者以外の人が出入りすることで防犯面で不安がある等様々な懸念があるんです。

話は逸れましたが、郊外なので駅前で何でも揃うような立地ではなく、やはり車があったほうがいいのは確かです。

そんな中、決定的な出来事が起きます。

『借りていた外部駐車場で駐車中にぶつけられた』

物凄く風の強い日のこと、「強風の中ドアを持ってかれてぶつけてしまった」と駐車場オーナーを通して当事者から電話があったんです。あの風じゃ仕方ないよなぁ~とわたしも思ったものです。

その辺のやり取りは省略しますが、車に詳しい友人の勧めもあり、手放すのもありなんじゃないか、という結論に至ったわけです。

そもそも外部駐車場まで約190m離れてましたから、およそ徒歩2~3分はかかるわけです。
徒歩区間が面倒になり、次第に車に乗ることが億劫になっていったんですよね。

ある意味ぶつけられたことで吹っ切れた、というのが本音ですね。

車を手放すことで生まれた金額

実はマンション購入時にもずーっと気にしていたのが自動車関連の費用でした。

新車も過去に二度ほど買いましたが、その後は中古車をうまく乗り継いできたこともあり、だいたい自動車関連にかかる年間コストは30万円程度で済んでいます。

しかし、過去23年間にまで広げてみると、新車で購入していたこともあるので自動車購入代金が23年間で665万円にまで膨れることがわかりました。


年間費用備考
自動車400001,500cc未満
保険15000車両保険
駐車場代960008,000として
ガソリン5000 
車検600002に1 @120000
自動車購入30000023年間で665万円
オイル交換5000 
タイヤ100003に1 @30000
合計531000 

これは少し乱暴な計算になります。

オートローンの利息は計算していませんし、自動車保険は等級の低い若い頃は高めですし、無事故なら年齢とともに漸減するので、実際にはもっとかかっていたことになります。

また、寮生活や実家住まいで駐車場代がかからなかったこともありますのでほんとにざっくりした計算です。

まぁ、もし仮にこの金額を月で割って約4万円を年利4%で23年間運用していたら、1,200万円が1,800万円にもなった計算です。
1200万円4%運用
アセットマネジメントOneの資産運用かんたんシミュレーションにて

もちろん、車=消費=悪みたいに捉えるのは乱暴すぎますね。

住んでいる場所・仕事によっては通勤に必要なこともありますし、デートやレジャー、日常の送迎等必要な場合もあるかと思うので、何が何でも削減すべきとは思いません。

賃貸アパート・マンションで目の前に車があってすぐ乗れる、あるいは戸建て住宅で駐車場代がかからない、なんて方は無理に手放す必要はないと思います。

結果としてわたしは手放した、というだけに過ぎません。

マンション購入後のコストを抑える

マンション購入当時、わたしの金融リテラシーは今のように長けていませんでした。
(いや、まだまだかもしれませんが)

もしその当時、今のような金融リテラシーを持っていたら、マンションを買うことなく賃貸住まいを継続していたと思います。

なぜなら、マンションを購入したことで住居・駐車場等にかかるコストが賃貸のころと比べて単純計算で2割増えてしまったからです。

当時はそれでも何とかなると思っていたから怖いものです。

日常の買い物では細かな値段を気にするくせに、金額の大きいマンションや戸建て住宅をエイヤ!と勢いで買ってしまうことほど浅はかなことはありません(笑)

しかし、車を手放したことで、賃貸のころよりもコストの低い生活を送ることが出来ています。

それくらい、車にかかるコストが大きいことがわかります。
しかし、いいことばかりではありません。

車を手放したことによるデメリット

まず1つ目は行動範囲が狭くなったこと。

以前は、友人とちょっと離れたカフェに行くにも車でした。郊外はすべてロードサイドビジネスで成り立っていると言っても過言ではないので、気分転換したい時や外食したい時、車で出かけるのは当たり前でした。

3か月に1回の通院も、あいにく病院が駅近と言える場所になく、やはり自動車で行くのが便利です。

2つ目は天候に左右されやすくなったこと。

車なら雨風、寒さや暑さもしのげますので、天候に左右されないメリットがあります。それが自転車だとレインコートを用意しなければなりませんし、めがねに雨が当たると視界不良になります。そもそも自転車で傘はルール違反です。

しかし、それらってほんとに車が必要なの?

改めて考えるメリット

若い頃は確かに周りに感化されて車関係にお金をかけることもしていました。
今とは時代が違いますしね。ネットで何でも情報が手に入る現代とはやはりワケが違います。

今はというと、年代のせいもあるのかめちゃくちゃ何かに興味を持つ、ということは無くなってきています(悲)

唯一の趣味としたら、いかに効率的に資産運用するにはどこに投資すべきか、と考えることかもしれません。投資が手段ではなく目的になるのは違うかもしれませんが、それだけお金の掛け方が変化してきた、ということが言えると思います。

また話が逸れてしまいましたが、駅近マンションに拠点を移したことで、出かけたいなら電車でええやん、という考えに変わったということです。

しかも、こうしてblogを書くようになってから週末はさらに引きこもり感が増してます(辛)

食料品の買い出しは自転車で充分ですし、雨なら歩いて行けばいいんです。
そうすると、車なら感じることのなかった外の空気、季節の移り変わりなど、肌で感じることができます。

少しばかり健康になった気もします。どこへ行くにも車を使っていたら不健康になりそうですよね。
病人のわたしが言っても説得力がないかもしれませんが(笑)

3か月に一度の通院も、電車&バスで乗り継いで行ってますし、遠いカフェに行かなくなった分、焙煎したばかりの豆を買ってきて手挽きのコーヒーミルで豆を挽く心の余裕も生まれました。

あいにく近所にはカーシェアリングがありませんが、旅先などで必要になれば借りればいいんです。

生活圏に車必須な地域でなければ、あえて車を無くしてみるのもアリかもしれません。


ではまた(@^^)/~~~
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