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どうも~、りっきーです。
もはや雑記しか書いていないブログです。




悲劇は突然に

時は2019年3月31日、翌日に新元号の発表を控えた日曜日の午後を、向学のためにFPジャーナルを読みながらまったりしていた時のことです。
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リビングの窓ガラスに何者かがぶち当たった音とともに、バラバラと何かが散らばる音が。

なんだ、なんだ??

さすがにひっくり返って痙攣している鳩さんを撮るなんてことはできず、しばらく見守るしかできなかった。

衝突後1時間後くらいの様子。ひっくり返ってたのがようやく起き上がったものの、全く動かない。
よく見るとコンクリートの壁面に血痕がついていることがわかります。ケガしてしまっている様子です。
鳩1
サバ缶の空き缶に水を用意して目の前に置いてみるも、どうも見えていないっぽい。散らばった木の実を拾い集めて鳩さんの前にとりあえず置いておく。

そうしているうちに辺りはすっかり暗くなり、たまにLEDライトを当てて様子を見てみるも、全く動かない。

行政のHPを見てみるも、いわゆるドバトは保護の対象ではないとあり、平日に電話したところで何も対応してくれそうにない。月末のみ行政窓口が開いてたりするので、物は試しと電話してみるも、出る様子はなし。

行政のHPには「通常数時間で回復する。厳しい自然環境下で生育しているため治癒能力が高い。」とあるため、下手に人が保護しないほうがいいらしい。

それよりも、このまま冷たいコンクリートのバルコニーに放置するのが見てられない。
朝には命を失ってしまうかもしれない。

救い出す方法は?

確かに田舎暮らしである実家では子供の頃に鳩を飼ってた経験があるわたしとはいえ、さすがにマンションでは無理だし、そもそも野生の鳩。

鳩小屋もあった実家での飼育状況とはまるで違うわけです。

まずは“野生の治癒力”を高めるためにも、この冷たいコンクリートから救い出すのが先決です。いくら春になったからとはいえ、朝方は結構冷え込みます。朝、カーテンを開いた時に冷たくなった鳩さんを見るなんて到底出来ません。

時は22時を回ってましたが、段ボール箱に詰めて目の前の竹林に放す決断に至りました。
野生の強い生命力に懸けるためにも、このままバルコニーに放置できません。

さすがにその工程を撮影するわけにもいかず、放してきたあとで段ボール箱の内側に血痕が付着してたことに気づいて大泣きしたわけです。
鳩2
竹林のふかふかした笹の葉じゅうたんの上でまずは治癒してくれることを願って放したわけですが、その後どうなったかは知る由もないです。

鳩は家族思いと聞いたことがありますが、もしかしたら卵を温めているつがいの鳩のもとへ餌を届ける途中だったかもしれない。そう思うと胸が痛い。

事故後1週間、掃除することもできずにいたバルコニーに散らばった木の実を集めてみたところ、かなりの量でした。木の実を食べた直後に衝突したようです。

この量は普通に食べる量かな、とも思うのですが、実家で飼っていた時に鳩が食べる餌の量まではさすがに憶えていません。
鳩3

この種がなんの種子かはわかりませんが、消化されずに糞となって排出された種が根を張り、また植物となるのでしょうか。それが自然界のエコシステムであり、人間が作った構造物により鳥の生態系まで脅かしてしまっているのかもしれません。

鳩目線で検証してみた

とにかく起きてしまった事故の再発は何としても防がなくてはなりません。

まず、レースカーテンを開けていた時と閉めていた時で見え方を比べてみることにしました。

吐しゃ物と鳩がひっくり返っていた場所から鳩が飛んできたと思われる方向を割り出しました。
鳩衝突
スマホのカメラを向けてみると、なるほどこのまま飛んで行けそうな景色に見えます。

しかもレースカーテンを開けるとさらにコントラストがはっきりするため、まるでそのままの景色がつながっているように錯覚してもおかしくないです。
鳩4

まずすぐにできることとしてはレースカーテンを開けたままにしないことです。
日差しが射しこまなければついついレースカーテンを開けたくなりますが、我慢です。景色が見たければ、バルコニーに出て外を見ればいいのです。

もし開けたままにするには、いくつかの衝突対策が考えられます。

  1. ネットを張る
  2. キラキラしたもの、例えばCD-RやDVD-R等、捨ててもいいようなものをぶら下げる
  3. 衝突防止商品を使用する

1.のネットを張る…ですが、マンションによってはそもそも衝突防止というよりは鳥がバルコニーにやってきて住み着く、糞を落とす等の対策でネットを張っているところもあります。

2.については取り外しが容易にできるため、カーテンを開けたい時だけ吊り下げる、吸盤で取り付ける、等できそうです。

3.については楽天市場で探してみたところ、下記のような商品がありました。
これならデザイン性もあってよさそうです。
《即日出荷》ウィンドウフィルムシール 衝突防止フィルム bird's-eye view/取り付け簡単!/防カビ加工/窓 シート/バーズアイ/鳥
《即日出荷》ウィンドウフィルムシール 衝突防止フィルム bird's-eye view/取り付け簡単!/防カビ加工/窓 シート/バーズアイ/鳥

Yahoo!ショッピングにも同じ商品がありました。


Amazonにもあります。
Bird's Eye View window film (4) 6X6 Inch, Clear/Etched by ARTSCAPE [並行輸入品]


まとめ

検索してみると、意外とバードストライクというのか、窓への衝突はいくつか起きているようです。

しかし、元はといえば人間が作った構造物のせいで起きた事故であり、鳥にとってはガラスは脅威でしかありません。見えているものがすべてと思ってしまうのですから、「ガラスに映っている虚像だ」と鳥に判断させる能力を持て、というではあまりにも残酷すぎます。

わたしの住む街はのどかな場所なので、鳩の通り道になっていてもおかしくはありません。

そして、わたしだけが対策すればいいというものでもないです。数週間前にも他のフロアからドンという音とともに羽根が落ちてきたことも思い出したくらいなので、その時に対策していれば今回の事故は起きなかったでしょう。役員を通じて住民へ周知をしてもらうようお願いしました。

わたしなど低層階に住んでいるので今回のような事故が起きるとは予想もしていませんでした。

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こうして我々が生きていけるのも、生態系の中にいて、動植物たちの命を頂戴しているからこそです。
どうかこのブログを読んでいるあなたも、生態系を守るためにも今からできることを実行してみてください。



ではまた(@^^)/~~~
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