あなたがHIVで人生を詰まないためにすべき2つのこと
どうも~、りっきーです。
今回はまじめな内容です。いつもまじめなんですけどね(笑)

あまりこのカテゴリーを取り上げる個人ブログはないと思っています。
過去に通院状況やら載せているブログはいくつか見てきましたが、いつしか更新が途絶えています。

現代の医療では完治することはできないものの、その方が今も元気で暮らしているのか知る由もありません。
ほんの少し、お付き合い下さいませ。



コンドームを使おう

はいきました、決まり文句です。

当たり前のことでしょうが、これが出来ていない人が多い。
わたしもそれで感染してしまった、ということになります。

どどどど童貞ちゃうわ!と焦ったそこのアナタは安心かもしれませんが、それでもしっかり覚えておいてくださいね!

多分、あまり過激な描写をブログで書くとGoogleさんにダメ出しされると思うので、この辺はオブラートに包んでおきます。

とにかく、あなたやあなたの大切な人を守るためにも最低限実行しましょう。

注意一秒ケガ一生です。わたしが言っているのだから本当です。

しかし、過去には必ずしも性的接触だけが原因ではありませんでした。
ここに詳しく載っているのでTwitterを貼っておきますね。
血液凝固因子濃縮製剤、いわゆる血液製剤に使われた血しょうにHIVが混入していたことにより感染者が増えてしまった時代があります。

しかも国が把握しているにもかかわらず、回収措置も取らずに放置していた。それで訴訟も起きていました。

若い人はともかく、わたしですら既に過去の話と思っていたのも事実です。
当時のわたしは、まさかまだ新たに感染者が増え続けているとは思ってもみませんでした。

そして、この血液製剤については、まさか現代はないだろうと思っていたら中国で起きていました。しかもつい最近のニュースです。

お隣の国だから関係ない?
いや、今やネットで事が済む時代とはいえ、グローバルに人が行き交うのが当たり前になっています。

お隣の国だからで済む話ではありません。

そもそもHIVとは何か

知らないこと=怖いものと思うのは、もしかしたら生物に刷り込まれた防御本能なのかもしれませんね。FX=危ない、みたいなイメージもいつまでもあったりします。

人間は言葉を交わしコミュニケーションする生物です。人の噂やらイメージだけが先行し、悪循環を生む、だからこそいつまでも偏見が消えないのかな、とも思います。SNSによってさらに加速・過熱する時代と思います。

あ、話が逸れました。

AIDSとHIVが一緒くたに語られることが多いですが、国立感染症研究所に詳しく載っています。
後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome, AIDS, エイズ)は、ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus;HIV)感染によって生じ、適切な治療が施されないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす状態をいう。
国立感染症研究所のWEBより引用
原因となるウイルスがHIVであり、それにより引き起こされる状態がAIDSです。

そのウイルス構造とは…
hiv
パッと見、素人ですら間違いなく『つ、強い』と感じると思います。

わたしはそのHIVウイルスに感染した状態にあります。AIDS発症の経験はありません。現代の医療ではウイルス量を減らし、AIDS発症させないことまでしかできません。薬で必ず抑えられる保証もありません。

なぜこんなウイルスが存在するのか。アフリカでサルを食べたチンパンジー説が有力らしいですが、じゃあチンパンジーからどうやって人間に感染したんだって話です。

『狩りで負傷?まさかチンパンジーと××?』

Google先生に怒られそうなのでこの辺でやめておきます(笑)

人間を脅威へと導くのも人間の起源であるサルやチンパンジーがHIVの起源とは皮肉なものです。

そういえば、人類もまたアフリカが起源でしたよね。

すべての道はローマに通ず、とよく言いますが、こればかりはアフリカに通ず、でしょうか。

HIV検査したことありますか?

わたしは過去に2回行なったことがあります。

1回目は自治体(保健所)が定期的に実施する無料の検査。2回目はHIV感染症が発覚した時です。

まるでゲイだけがHIV感染の原因として語られることが多いのですが、同性・異性に限らず性的接触があればその危険があるということです。

わたしの場合、1回目の検査で油断してしまった、というのは正直あると思います。すでに1回目の検査がいつのことだったか記憶にありません。それくらい危機感が薄れていた、と言っても過言ではありません。

わたしの場合、インフルエンザとは明らかに違う高熱が続き、とにかく寒いし身体に異常事態が起きている、というのはわかりました。そして、病院でどうもおかしいからHIV検査してほしい、と申し出たことで、その結果が1週間後くらいに判明したわけです。

結果を聞きに行った際、診察室ではなく救急搬送された患者が緊急オペをされる部屋に通された時、「これはまさか!」と覚悟したのを今もはっきり憶えています。

しかし、世の中にはそのような初期症状が出ず、「風邪かな、体調不良かな」で済んでしまい、次第に免疫力が低下し「いきなりエイズ」と呼ばれる状況で初めてHIV感染症と診断される例も毎年400件以上報告されているようです(国立感染症研究所のWEBより)。

通常、HIV感染から無治療の場合、CD4と呼ばれる免疫細胞(リンパ球)が減少してAIDS発症まで5年~10年かかるといわれており、その間誰かに感染させている可能性があるとしたらたまったもんじゃありません。

HIV検査は、基本的には自治体(保健所)が定期的に実施する検査で充分事足りますが、民間の機関でも受けることができます。

あなた自身やあなたの大切な人を守るためにも検査を受けてください。そして決して油断しないことです。
 
▼民間機関で検査してみる▼
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それでも生きてくということ

はいきました、タイトル回収です(笑)

わたしは、30代という人生において体力もあり、一番頑張れる年代をほぼ無駄に過ごしてしまいました。
なんともったいないことか。10年以上無駄にしています。

10年あったら、どれだけ資産運用に有利な期間でしょうね。わたしは時間を味方につけることができるどころか、精神的にも経済的にもどん底でした。

「経験を積み、大きく飛躍できる30代」をです。先日の記事にもつながるのですが、そんな時に投信信託やら話が頭に入らなくて当然でしょう。

関連記事:後悔するくらいなら投資しよう


病に伏している時に年収300万円をどうにかしよう、と思う余裕はありません。

自業自得とはいえ、当時のわたしは「あと何年生きられるんだろうか、生きる意味とは」そればかり考えてましたね。薬は以前より良くなっているとは聞くけど、ほんとなの?と。

周りの友人には信頼できる人にしか「ゲイでありHIV感染症であること」を伝えていません。

なので、今でも「HIV感染症のことだけ」、「ゲイのことだけ」、「単に(病名は伏せて)持病抱えてること」、「何も伝えていない」と人によって分けて付き合っています。いずれワケわからんことになるのでは、と思うこともしばしばです。

逆に言うとこのブログで知った人は、個人は特定できなくとも「ゲイでありHIV感染症である」を知っている、ということになりますね。

すべて公開したいところですが、やはり気軽に話せないことは事実であり、職場関係やら個人によって様々なのでほかのSNSでも公開していません。

ブログとブログ用Twitterアカウントだけあえてカミングアウトした、というだけです。こうすることで、このブログとTwitterでは好きなこと書けますからね(笑)

すべては日々実験

実はかねてよりマネタイズとは別にブログ開設することは計画していました。

HIV感染症と診断されて以来、「すね」付近に出てきた斑点やらデジカメに収めたり、いつブログを開設しようかと思ってそのままにしていたのです。

ただ、その時に開設しなくてもよかったな、と思ってます。恐らくその頃にブログを開設していたら、ほかの人と同様途中で止めていたんじゃないかな、と思うからです。

なかなかHIVのことだけを書くのは勇気が要ります。かと言って腐女子ネタ連発もどうかと思いますし(笑)

たしか、AdSense無しで腐女子ネタ連発しているブログがあったかと思いますが、わたしはそこを目指していません(;^ω^)

過去の自分へメッセージとして送るなら、障害者雇用を通じて、そしてこのように投資を通じて再起をかけた姿は自信につながると思うんですよね。

この病気になったことでわたしが発信していくこと、日々悩まされる副作用との闘い、どう感じどう生きていくのか。こうして発信することで気がまぎれるという効果もあります。

ブログにとどまらず、YouTubeやほかのメディアに進出するのか、あるいは更新が途絶えてしまうのか…。

新たな薬が登場したり、治療法が発見されたりするのか未来への期待もあります。

おもしろおかしいブログにはならなくともメッセージ性はあると思っています。

重要なのでまとめますよ。わたしは大丈夫、という過信は禁物です。

必ず実行!

・コンドームを使おう
・HIV検査をしよう


そして同じ病に罹ってしまって奈落の底に落とされたと思っている人、このブログによって救われた、一筋の光が見えた、と思ってもらえたら幸いです。


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